漏電してないのに漏電ブレーカーが落ちる! そんな場合の原因と対処法

漏電してないのに漏電ブレーカーが落ちる! そんな場合の原因と対処法
漏電ブレーカーが落ちる場合のほとんどは電流が漏れている場合です
そちらの対処法はこちら
漏電していないけど落ちる
漏電か所の調査をしていても電流が漏れている箇所がひとつもない場合
許容電流値の大きいブレーカがついているのに表示以下の電流で落ちてしまう
そんな場合、漏電ブレーカーに流れる電流のバランスが悪い可能性があります

漏電以外の原因
許容値を超えた時の遮断
漏電ブレーカは漏電以外でも、表示されている許容電流値を超えると
遮断されます
漏電ブレーカと言う名前ですが
リミッターブレーカーを兼ねているため遮断されます。
詳しくは、こちらの記事をご参照下さい。
ブレーカーが落ちる、電気が消える、切れるときの対処方法
不平衡によるブレーカーの遮断
漏電箇所が全くないのにブレーカーが落ちてしまうときは
不均衡によるブレーカーの遮断が考えられます
不均衡とは落ちてしまうブレーカーの2次側の電流のバランスが悪い時に起こります
例えば漏電ブレーカーが50Aだとします
単相3線式の場合赤白黒の順番で電線が3本入っている事でしょう
この場合赤い電線に50A黒い電線にも50Aの電流を流すことができます
50Aと表示されているブレーカーであれば
最大合計100Aまで電流を流すことができます
しかし赤もしくは黒い電線どちらか一方に50 Aの以上の電流が流れると
ブレーカーは落ちます
50 A と表示されているブレーカーで赤い電線に60Aの電流が流れ
黒い電線に10Aだけ電流が流れているブレーカーがあるとします
この状態ではブレーカーは落ちてしまいます
表記50A なので最大100 Aまで流せるブレーカーではありますが
合計値70Aでブレーカーが落ちてしまいます
この状態を不平衡の状態と言います
